エンソニックの超名器サンプラーASR10Rです。 1993年に発売され当時価格は428,000円でした。 16MBにメモリ増設されているのでサンプリングタイムも200秒以上の余裕があります。 ◆本体と付属品 貴重な日本語版説明書付きです。 起動用OSフロッピーディスク、DX7エレピやベース音源など使えるサウンドファイルディスクも付属します。 電源ケーブルも付属します。 オマケで交換用RAMも付属します。 カニエウエスト、ウータンのRZA、ファレル、オウテカなど、ヒップホップ、ハウステクノのトッププロデューサー達が主要機として愛用しているサンプラーです。 (カニエは2022年現在もASR10を愛用しています) ASR10はキーボード付きで、本機ASR10Rはそのラック版です。 3UサイズでAKAI S900などと同じサイズです。 MPC3000と同じ16bitで、本機でサンプリングするだけで中低域が強いパンチのあるサウンドになります。 モノラルサンプリング、ステレオサンプリング共に対応。 アウトプットは8パラアウトが可能。 エフェクトやエディット機能が充実しているのも特徴で、サンプルのboost機能、リサンプリング、ロウパスフィルター、ハイパスフィルター、LFOなど、エフェクト(コンプ、リバーブ 、ディレイ、コーラス、トレモロなど)も装備しています。 色々なサンプラーを使用しましたが、パンチのあるサウンドでローファイにもハイファイにもサウンドメイクができ、カニエやファレル、ウータンのような質感のサウンドがそのまま鳴らせる名器です。 レコードからのサンプリング以外にも、シンセやローズをマルチサンプリングしたり、90年代のビンテージサンプラーの中で最も完成度が高く音質も非常に格好良い特別な楽器だと思います。 市場に出回る球数も少ないレアなサンプラーなので本当は手放したくなかったのですが、ここ最近、使用時にエラー(エラーコード009、006)が出ることがあり調子が悪くなってきたため、出品します。 液晶の状態(写真1枚目、8〜10枚目)や外観は良好ですが、上記の点のためジャンク品として出品します。 個人的にはMPC3000やSP1200と比べても、エンソニックの本機がサウンドのパンチも音作りの幅も圧倒的に広く一番好きなサンプラーでした。